手荒れ、かぶれの防止

手荒れとかぶれ

理美容師の皆さまの皮膚トラブルとしてよく見られものには、手荒れがあります。ヘアカラーでアレルギーになることと、手荒れは密接に関係しています。ヘアカラーでかぶれる理美容師の皆さまは、100%手荒れをしているといっても過言ではありません。まず、理美容師の皆さまご自身の手荒れを予防することが重要で、それには手袋の着用が不可欠です。手荒れが2週間以上続くような場合には、皮膚科医を受診して、しっかりと治すことが大切です。

理美容師の手荒れの要因は?

手荒れの要因

シャンプーによる脱脂、へアカラーやパーマの刺激が大きな要因です。手荒れの発症はアレルギーを引き起こす可能性が高くなります。

手荒れがアレルギー性のかぶれの要因になるのはなぜ?

手荒れにより皮膚のバリア機能が低下し、ヘアカラーやパーマの成分等でアレルギーを引き起こす可能性が高くなります。

手荒れしないためには?

手袋の使用を徹底することが重要です。シャンプーはもちろん、全ての作業に手袋を着用しましょう。使い回しせず、「使い捨て」使用が望ましいです。また、ハンドクリームをこまめに使用することも有効です。手指(指先や指の間まで)にいきわたるまで、しっかりと塗りましょう。

手袋は、どのようなものがいいのか?

染料が透過しにくい点から『ニトリル製』が望ましいです。また、ニトリル製手袋でも加硫促進剤不使用のものがよく、手首までしっかり隠れる長さのものをご使用ください。サロンごとに手袋をしっかりと選定し、使用していくとよいでしょう。

ヘアカラー施術時は手袋をしましょう

理美容師自身がヘアカラーによるアレルギーを起こさないために、アレルギーと密接に関係している「手荒れ」と手荒れの予防に有効な「手袋着用」に関する調査を行い、結果をまとめました。

ヘアカラー施術時は手袋を着用しましょう(PDF)

理美容師の手袋着用に関するお客様意識調査結果(PDF)