手荒れとかぶれ
理美容師の皮膚トラブルとしてよく見られものには、手荒れがあります。
ヘアカラーでアレルギーになることと、手荒れは密接に関係しています。
理美容師自身がアレルギーをおこさないために以下のことを参考にし、実施してください。
そのことが、理美容師だけでなく、お客さまにも「キレイなヘアカラーを楽しみ続けていただくこと!」につながります。
シャンプーによる脱脂、へアカラーやパーマの刺激が大きな要因。
手荒れの発症はアレルギーを引き起こしやすい状態と認識してください。
手荒れにより皮膚のバリア機能が低下し、ヘアカラーやパーマの成分等にアレルギーを引き起こす可能性が高くなります。
手袋の使用を徹底することが重要です。
シャンプーはもちろん、全ての作業に手袋着用が必須!
使い回しせず、「使い捨て」使用が望ましいです。
また、ハンドクリームをこまめに使用することも有効です。
手指にいきわたるまで、しっかりと塗りましょう。
染料が透過しにくい点から『ニトリル』が望ましいです。
また、ニトリルでも加硫促進剤不使用のものがよく、手首までしっかり隠れる長さのものをご使用ください。
サロンごとに手袋をしっかりと選定し、使用していくとよいでしょう。
ヘアカラーでかぶれる理美容師は、100%手荒れをしているといっても過言ではありません。
まず、理美容師自身の手荒れを予防することが重要で、それには手袋の着用が不可欠です。
手荒れが2週間以上続くような場合には、皮膚科医を受診して、しっかりと治すことが大切です。