正しく使いましょう パウダーブリーチ剤 正しく使いましょう パウダーブリーチ剤

明るいヘアカラーへの関心が高まり、過硫酸塩配合ブリーチ剤の需要が急増しています。
その一方で、理美容室での過硫酸塩配合ブリーチ剤による「やけど(化学熱傷を含む)」や「アレルギー(アナフィラキシーを含む)」も増えています。改めて防ぐポイントとリスクをご案内します。

※過硫酸塩配合ブリーチ剤には粉末状とクリーム状があります。

やけど(化学熱傷を含む)を防ぐポイント

やけど(化学熱傷)は、加温や誤った混合比・頭皮へのベタぬりなどにより起こることがあります。

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お客様の頭皮を確認し、異常がある場合は使用を控えましょう。
異常がある場合は使用を控えましょう。
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使用説明書に記載の混合比にしたがって、薬剤を調合しましょう。
使用説明書に記載の混合比にしたがって、薬剤を調合しましょう。
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お客様の頭皮に薬剤を極力つけないように、施術しましょう。
お客様の頭皮に薬剤を極力つけない
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過硫酸塩配合ブリーチ剤を使うときは、加温は控え、放置時間を守りましょう。
加温は控え、放置時間を守りましょう。

やけど(化学熱傷を含む)のリスク

使用説明書に記載の混合比に従わず薬剤を調合したり、加温したりすると・・・

やけど(化学熱傷を含む)のリスク1

調合した薬剤の温度が異常に上昇して、頭皮や皮膚にやけどを負ったり、強い刺激を感じ、化学熱傷などによる痛みや炎症を引き起こしたりすることがあります。

やけど(化学熱傷を含む)のリスク2

あわせて、髪の毛が過度なダメージを受け、切れ毛などのトラブルが発生することもあります。

施術中にお客様が何らかの異常を感じた場合は、直ちに薬剤を洗い流し、医師の診療を受けるようおすすめしましょう。

アレルギー(アナフィラキシーを含む)を防ぐポイント

アレルギー(アナフィラキシーを含む)は、ある日突然起こることがあります。

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お客様に過硫酸塩配合ブリーチ剤のリスクを説明しましょう。
アレルギー(アナフィラキシーを含む)を防ぐポイント
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過去にアレルギー反応(全身じん麻疹・呼吸困難・意識障害を含む)を起こしたことがあるか施術前に確認しましょう。

アレルギー反応を経験された方は、危険ですから絶対に使用しないでください。

アレルギー(アナフィラキシーを含む)のリスク

アレルギー(アナフィラキシーを含む)のリスク1
過硫酸塩配合の製品を使用中又は直後に、まれに過硫酸塩によってアレルギー反応が突然起こることがあります。 とりわけ「アナフィラキシー」という重篤なアレルギー反応(全身じんま疹、呼吸困難、意識障害など)も起こることがあります。
アレルギー(アナフィラキシーを含む)のリスク2
施術中にお客様がアレルギー反応や、何らかの異常を感じた場合は、直ちに薬剤を洗い流し、医師の診療を受けるようおすすめしましょう。

まれに、重篤なアレルギー反応(アナフィラキシー)が起こることがあります。
その際は、救急車を呼ぶなど早急な対処が必要です。

理美容師のみなさまへ

  • お客様へ使用する際は、必ず手袋を着用してください。
  • 薬剤を調合する際は、手袋を着用するなど直接皮膚につかないようにご注意ください。更に、パウダーを吸引しないようにご注意ください。

ヘアカラーリングなどに関する情報

ヘアカラーリングハンドブック

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ヘアカラーを楽しみ続けるためのポイントの他に、皮膚科専門医によるヘアカラーアレルギー解説動画、理美容師によるカウンセリング実例動画も掲載しています。

ヘアカラー施術時に、手袋の着用を

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手荒れやかぶれの予防、アレルギー発症の緩和には、何よりも手袋を着用することが重要です。

皮膚科専門医からワンポイントアドバイス

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