明るいヘアカラーへの関心が高まり、過硫酸塩配合ブリーチ剤の需要が急増しています。
その一方で、理美容室での過硫酸塩配合ブリーチ剤による「やけど(化学熱傷を含む)」や「アレルギー(アナフィラキシーを含む)」も増えています。改めて防ぐポイントとリスクをご案内します。
※過硫酸塩配合ブリーチ剤には粉末状とクリーム状があります。
やけど(化学熱傷)は、加温や誤った混合比・頭皮へのベタぬりなどにより起こることがあります。
使用説明書に記載の混合比に従わず薬剤を調合したり、加温したりすると・・・
調合した薬剤の温度が異常に上昇して、頭皮や皮膚にやけどを負ったり、強い刺激を感じ、化学熱傷などによる痛みや炎症を引き起こしたりすることがあります。
あわせて、髪の毛が過度なダメージを受け、切れ毛などのトラブルが発生することもあります。
施術中にお客様が何らかの異常を感じた場合は、直ちに薬剤を洗い流し、医師の診療を受けるようおすすめしましょう。
アレルギー(アナフィラキシーを含む)は、ある日突然起こることがあります。
過去にアレルギー反応(全身じん麻疹・呼吸困難・意識障害を含む)を起こしたことがあるか施術前に確認しましょう。
アレルギー反応を経験された方は、危険ですから絶対に使用しないでください。
まれに、重篤なアレルギー反応(アナフィラキシー)が起こることがあります。
その際は、救急車を呼ぶなど早急な対処が必要です。