自分らしさをめざしてヘアカラーリングの選択

ヘアカラーリングの種類
ヘアカラーリングのタイプ別特徴
永久染毛剤(酸化染毛剤)
永久染毛剤(非酸化染毛剤)
半永久染毛料
一時染毛料
脱色剤・脱染剤

非酸化染毛剤

色持ちが約1か月続くものもあり、かぶれも少ない染毛剤。ただし、脱色の働きがないため、髪の色を明るくすることができません。かぶれの原因になるため、髪を染める2 日前(48 時間前)には毎回必ず皮膚アレルギー試験(パッチテスト)を行ってください。
非酸化染毛剤でかぶれたことのある方は絶対に使用しないでください。

通称
オハグロ式白髪染め

製品の形態
クリームタイプ

特徴
■酸化染毛剤にかぶれやすい人でも使用できる場合があります。
■脱色作用がないため、黒、または黒に近い色にしか染まりません。
■1か月くらい色持ちしますが、染毛操作が少しめんどうです。
■パーマがかかりにくいこともあります。
■1剤タイプのものは続けて使用しなければ、黒くなりません。

染毛のメカニズム
毛髪中で鉄イオンと多価フェノールによって黒色の色素をつくりだします。

[かぶれについて]
白髪染め(白髪用ヘアカラー)やおしゃれ染め(黒髪用ヘアカラー)の酸化染毛剤【A -1】は、髪にしっかりと色を定着させ、色持ちはいいのですが、残念なことに、体質や体調によってはかぶれを起こしてしまうことがあります。多くの場合、このかぶれは、有効成分である「酸化染料」に対するアレルギー反応によるものです。これまでに何回も酸化染毛剤を使用してかぶれなかった人でも、ある日突然にかぶれてしまうことがあります。そして、一度かぶれた人は、次に使用した場合、さらにひどいかぶれを起こすことがあり、この体質は一生続くとも言われています。これまではかぶれることなく使えていた製品であっても、髪を染める2 日前(48 時間前)には毎回必ず皮膚アレルギー試験(パッチテスト)を行ってください。そして、パッチテストで皮膚に異常を感じた方、過去に酸化染毛剤でかぶれたことのある方は、絶対に酸化染毛剤を使用しないでください。また、永久染毛剤であってもオハグロ式とも呼ばれる非酸化染毛剤【A - 2】は「酸化染料」が使われていませんが、まれにかぶれを起こすことがありますので、酸化染毛剤と同様、使用前には毎回必ず手順に従ってパッチテストを行ってください。

[ヘアカラーによるアレルギーのリスクについて]
ヘアカラーによる「かぶれ」は、頭・髪の生え際・顔・首筋などに、かゆみ・はれ・赤み・ブツブツなどの症状がでることをいい、かゆみしか感じないこともあります。かぶれと気づかずに、又はかぶれの症状が軽いために使用を繰り返したり、症状が治まった後に再使用したりすると、次第に症状が重くなり、まれに「アナフィラキシー」という重篤なアレルギー反応(全身じんま疹、呼吸困難など)等が突然起こることがあり危険です。このようなかぶれの症状を経験された方は、絶対に使用しないでください。

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