日本ヘアカラー工業会の活動について
JHCIAは昭和35(1960)年10月創設以来、ヘアカラーリング製品を安全に安心してご使用いただくため、「安全性」、「薬事」、「啓発」などの活動を行い、日本国内のヘアカラー産業の発展に大きく寄与してまいりました。今後の我々の活動を明確にするためにミッションとビジョン2030を策定いたしました。
ミッション(社会的役割)
JHCIAでは、『より安全に、安心してヘアカラーリングを楽しみ続けられる社会の実現に貢献』することにより社会的役割を果たしてまいります。
私たちは消費者の皆さまにとってウキウキ感やワクワク感のあるヘアカラーリングライフが身近に根付いた社会を実現し、生活の質(QOL)の向上に貢献することで、皆さまの人生を応援します。さらに、私たちは将来を見据え、ヘアカラー市場における消費者価値の多様化、高齢化、国際化などへの取り組みを業界全体として行ってまいります。今後も継続して、より安全に、安心してヘアカラーリングを行うための環境整備や仕組み作りを推進します。
ビジョン2030
ビジョン1
『ヘアカラー産業に対する消費者・理美容師からの信頼性向上』
JHCIAでは創立以来、消費者の皆さまが製品をより安全に安心してご使用いただくために、「ヘアカラーリング製品」、「JHCIAHP」や「小冊子」などを通じて継続的に情報を提供してきました。一方、JHCIA調査において消費者や理美容師の皆さまのリスク認識については改善の余地があるという結果があり、今後もさらなる啓発をしていく必要があります。
ビジョン2
『ヘアカラーによる重篤なかぶれ❝ゼロ社会❞の実現』
JHCIAではヘアカラーによるアレルギー発症を低減するために、使用説明書や製品外箱等を通じて消費者や理美容師の皆さまに向けて注意喚起を行ってきました。平成27年10月に、消費者安全調査委員会は「毛染めによる皮膚障害」について報告書を公表し「ヘアカラーのリスクや対応策について社会全体で共有されることが重要である。」とも述べています。さらに、JHCIA調査ではヘアカラーを使用している方の1~2%が重篤症状の経験者であることが判明しており、このような皮膚障害を未然に防ぎ、重篤なかぶれ“ゼロ社会”を実現する必要があります。
ビジョン3
『国内外の情報収集・発信力向上によるグローバル化(ハーモナイゼーション等)の推進』
世界中の方がより安全に安心してヘアカラーリング製品を使用できるように、理解しやすい情報提供方法を検討します。また、会員企業へグローバル展開をサポートするため規制情報の提供を行います。