ヘアカラーご購入前 箱に書かれている表示を確認しましょう
ヘアカラーの箱には「仕上がりイメージ」や「注意事項」などの情報が書かれています。自分にあっている製品か購入前に確認しましょう。
ヘアカラー「仕上がりイメージ」に関する表示
主に製品正面に仕上がりイメージを示す「色番号」や「色味」が書かれています。
(メーカーによって色番号が大きいと染まりが暗かったり、反対に明るくなったりします。)
製品の裏面や側面に書かれているラインナップなどをみて、明るさ、染まり、色味を確認しましょう。
ヘアカラーの箱の正面に書かれている「注意事項」
ご購入前にヘアカラーのことをよりご理解いただくために、メーカーやブランドにかかわらず、全ヘアカラー共通で、製品正面上部の目立つところに注意事項が書かれています。
- ヘアカラーでかぶれたことのある方は絶対に使用しないでください。(詳しく知りたい方はこちら)
- ヘアカラーはアレルギー反応をおこすことがあります。(詳しく知りたい方はこちら)
- 皮膚アレルギー試験(パッチテスト)を毎回必ず行ってください。(詳しく知りたい方はこちら)
ヘアカラーの箱の正面以外に書かれている「注意事項」
製品正面以外にも注意事項が書かれています(多くの製品は側面)。
- ご使用の際は使用説明書をよく読んで正しくお使いください。
- 次の方は使用しないでください。
- 今までに本品に限らずヘアカラーでかぶれたことのある方
- 今までにヘアカラー中または直後に気分の悪くなったことのある方
- 皮膚アレルギー試験(パッチテスト)の結果、皮膚に異常を感じた方
- 頭皮あるいは皮膚が過敏な状態になっている方(病中、病後の回復期、生理時、妊娠中等)
- 頭、顔、首筋にはれもの、傷、皮膚病がある方
- 腎臓病、血液疾患等の既往症がある方
- 体調不良の症状が持続する方(微熱、倦怠感、動悸、息切れ、紫斑、出血しやすい、月経等の出血が止まりにくい等)
- 薬液や洗髪時の洗い液が目に入らないようにしてください。
- 眉毛、まつ毛には使用しないでください。
- 幼小児の手の届かないところに保管してください。
- 高温や直射日光を避けて保管してください。
注意事項以外の「表示例」
製品には注意事項以外にも様々な情報があり、お問合せの際に必要な事項なども書かれています。
「製品正面」に書かれている注意事項の説明
かぶれと気づかずに、又はかぶれの症状が軽いために使用を繰り返したり、症状が治まった後に再使用したりすると、次第に症状が重くなり、まれに「アナフィラキシー」という重篤なアレルギー反応(全身じんましん、呼吸困難など)等が突然起こることがあり危険です。症状がかゆみだけであっても、使用毎に感じたり、強く感じたりした場合は、ヘアカラーによるアレルギーの可能性があります。今後はいずれのヘアカラーもご使用になれません。ヘアマニキュアなどの半永久染毛料や、非酸化染毛剤をお使いください。これまでにかぶれた方は、パッチテストも行わないでください。
ヘアカラーによる「かぶれ」は、頭・髪の生え際・顔・首筋など、ヘアカラーの薬液が直接接触したところや、洗髪時のすすぎ液が接触したところに、かゆみ・はれ・赤み・ブツブツなどの症状がでることをいい、かゆみしか感じないこともあります。ヘアカラーを使用してかゆみのみ感じた場合でも、ヘアカラー毎に感じたり、強く感じたりした場合はアレルギー反応の可能性があります。かぶれがアレルギー性接触皮膚炎(遅延型アレルギー)の場合、典型的には、ヘアカラーした後6時間~半日くらいたってから弱いかゆみを感じ、その後に強いかゆみ・はれ・赤み・ブツブツなどの皮膚炎症状が出始め、ヘアカラーの48時間後に最も症状がひどくなります。さらに症状がひどいと、顔全体が腫れたり、頭皮から滲出液(しんしゅつえき)が出たり、薬液等の接触していないところまで皮膚炎が拡大したりすることがあります。ヘアカラー後に、かぶれ症状が認められた場合は、早いうちに、必ず医師の診療を受けてください。
皮膚アレルギー試験(パッチテスト)は、ヘアカラーを使用してアレルギー反応が起こるかどうかをヘアカラーの前にお客さま自身で確認できる最も有効な方法です。これまで問題なく使用してきた製品であっても、アレルギー反応はある日突然に起こることから、毎回必ず、ヘアカラーの48時間前から実施する必要があります。テスト部位の観察は、テスト液塗布後30分くらいおよび48時間後の2回行う必要があります。皮膚アレルギー試験(パッチテスト)のテスト部位で観察される皮膚の異常とは、テスト部位に、かゆみ・はれ・赤み・ブツブツなどを認めることです。皮膚の異常がひどいと、テスト部位の周囲に拡大して認められることがあります。皮膚アレルギー試験(パッチテスト)後、異常がなければヘアカラーをしてください。万が一、異常があった場合は、メーカーにご連絡いただくか、皮膚科医の診療を受けてください。