初めてヘアカラーで染める方へ
髪を染めるヘアカラーリング製品はドラッグストアなどにたくさん陳列されています。ヘアカラーリング製品の中では、黒髪を明るくしたり、白髪をしっかり染めることができる「ヘアカラー(医薬部外品)」がよく使われています。
ヘアカラー(医薬部外品)の特徴を知りましょう
店頭に陳列しているヘアカラーの箱には1剤と2剤が入っています。1剤には「酸化染料」や「アルカリ剤」、2剤には「過酸化水素」などの成分が配合されています。
ヘアカラーの配合成分
ヘアカラーのメカニズム
髪を染める時は、1剤と2剤を混合し、反応させた薬液を髪へ塗ることで、髪色を明るくしたり、白髪を染めたりすることができます。(エアゾールタイプは1剤と2剤を混ぜる必要はありません。)
ヘアカラーには様々なタイプがあります
ヘアカラーの製品は色々なタイプがあります。全体を染めるのに適しているタイプや新しく生えてきた髪の部分を染めるのに適しているタイプがあります。購入する前に、製品の箱を読んで、ご自身にあったヘアカラーを選んでください。
ヘアカラーに書いてある「使用上の注意」を読みましょう
ヘアカラーには箱や使用説明書に使用上の注意事項が書かれています。ご使用前に必ずご確認ください。
ドラッグストアなどに陳列しているヘアカラーの箱正面には以下の注意事項が書かれています。
- ヘアカラーでかぶれたことのある方は絶対に使用しないでください。
- ヘアカラーはアレルギー反応をおこすことがあります。
- 皮膚アレルギー試験(パッチテスト)を毎回必ず行ってください。
- ご使用の際は必ず最後までよく読んで正しくお使いください。
- ヘアカラーはまれに重いアレルギー反応をおこすことがあります。
- ご使用の際は毎回必ず皮膚アレルギー試験(パッチテスト)を行ってください。
- 今までにヘアカラーでかぶれたことのある方は、絶対に使用しないでください。
ヘアカラーでは、体質、肌の状態によっては、まれにアレルギー反応を起こすことがあり、その多くは製品に配合されている「酸化染料」が原因です。これまで問題なく使用してきた製品であっても、アレルギー反応はある日突然に起こることから、毎回必ずパッチテストをしてからお使いください。
染める48時間前に、毎回必ずパッチテストを行いましょう
パッチテストは、ヘアカラーを使用してアレルギー反応が起こるかどうかをヘアカラーの前にお客様自身で確認できる最も有効な方法です。これまで問題なく使用してきた製品であっても、アレルギー反応はある日突然に起こることから、毎回必ず、ヘアカラーの48時間前から実施する必要があります。ご使用になるヘアカラーの1剤と2剤を混合した薬剤を上腕部内側に塗り、30分後と48時間後に観察します。
※パッチテスト中、塗布部に発疹、発赤、かゆみ、水疱、刺激など皮膚の異常を感じた場合には、手などでこすらないで、すぐに洗い落としヘアカラーはしないでください。48時間以前であっても、同じような異常を感じた場合も同様です
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ヘアカラーによるアレルギー反応について知りましょう
ヘアカラーは使用説明書をよく読んで正しくお使いいただければ安心してご使用いただける製品です。しかし、体質や肌状態によってはアレルギー反応を起こしてしまうことがあります。また、これまで問題なく使用していた製品であっても、花粉症のように突然に症状がでることがあり、症状に気づかずヘアカラーを繰り返すと重いアレルギー反応をおこすことがあります。万が一、アレルギー反応を起こした場合は、医師の診察を受けてください。