ヘアカラーの準備や手順を確認しましょう
ヘアカラー前の準備
ヘアカラーをする場合、髪を染める2日前(48時間前)にパッチテストをします。パッチテストの結果に異常がなければすぐにヘアカラーをしてください。
[準備]
- 髪が特に汚れている、整髪料を多めにつけている、一時染毛料(ヘアマスカラなど)が髪についているなどの場合は、地肌を傷つけないように十分に洗い流してください。
- ヘアカラーリングの前に髪を乾かしておきます。
- ヘアカラーリングに必要なものは、使用説明書に書かれています。染める前に用意しておきましょう。
- 汚れてもかまわない衣服に着替え、化粧ケープかタオルをかけます。ヘアカラー用の手袋を両手にはめてずれないように手首を輪ゴムでとめ、薬液が直接手につかないようにします。床には、汚れないように新聞紙などを敷いておきます。
- 薬液が皮膚についても落ちやすいように、耳や髪の生え際に油性のクリーム(コールドクリームなど)を塗ります。耳や髪の生え際など、頭皮以外の部分に薬液がついた時は、水でしめらせたコットンなどですぐにふきとってください。時間が経つと落ちにくくなります。
※メガネ、コンタクトレンズ、イヤリング、ピアス、ネックレスなどは、はずしておいてください。
ヘアカラー前の手順
製品のタイプによってヘアカラーの手順が異なりますので、それぞれの使用説明書をよく読んで、正しい方法でヘアカラーをしてください。
以下は2剤式の乳液タイプのヘアカラーで染める場合の手順です。より美しくヘアカラーリングをしていただくために、手順ごとの注意点をそれぞれのイラストにまとめました。
ヘアカラーの手順
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ステップ1 混合液を作る
混合液は染める直前につくります。つくり方は、各製品の使用説明書に従ってください。
- 混合液は使用直前に混合し、直ちに使用してください。
- 換気のよいところでヘアカラーをしてください。
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ステップ2 髪に塗る
混合液を髪に少量ずつ、頭皮にあまりつかないように塗ります。
- 必ず添付の手袋を着用してください。
- 薬液が顔、首筋などにつかないようにしてください。薬液がついた時は、直ちに水で洗い落としてください。
- ヘアカラー中に入浴したり、染める前に髪をぬらしたりしないでください。汗やしずく等で薬液が目に入るおそれがあります。
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ステップ3 全体になじませる
髪に塗った薬液をムラがなくなるように全体になじませます。
- 必ず添付の手袋を着用してください。
- 薬液や洗髪時の洗い液が目に入らないようにしてください。目に入ると激しい痛みを生じたり、場合によっては目が損傷(角膜の炎症など)を受けたりすることがあります。万一、目に入った時は絶対にこすらないで、直ちに水またはぬるま湯で15分以上よく洗い流し、すぐに眼科医の診療を受けてください。自分の判断で目薬などは使用しないでください。
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ステップ4 放置する
塗布後しばらく放置します。放置時間は各製品、室温などのヘアカラー条件によって異なります。それぞれの使用説明書に従ってください。
- ヘアカラー中あるいはヘアカラー後に発疹、発赤、はれ、かゆみ、強い刺激などの皮膚の異常やじんましん、息苦しさ、めまいなどの症状が現れた場合には、直ちに薬液をよく洗い流し、すぐに医師の診療を受けてください。
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ステップ5 混合液を洗い流す
放置時間が過ぎたら、すすぎ湯にヘアカラーの色が出なくなるまで、ぬるま湯でよくすすぎましょう。洗い液が目に入らないようにご注意ください。
シャンプーで繰り返し洗い、ヘアリンスで仕上げます。髪の傷みが気になる人は、ヘアトリートメントをお使いください。 -
ステップ6 仕上げ
汚れても構わないタオルで拭いて、よく乾かしましょう。
半乾きの状態では、髪が枕カバー、衣類等に触れたときに色がつくことがあります。- ヘアカラー後数日経っていても、何らかの異常を感じた場合には、必ず医師の診療を受けてください。
<その他の注意事項>
- 薬液が衣服、床、じゅうたん、壁、洗面台などに付着すると、材質によっては落ちませんので、十分注意してください。
- 次のような場合は、衣類、帽子、枕カバーなどに色移りすることがありますのでご注意ください。
- 髪がぬれている時。(運動などで多量の汗をかいた時、雨にぬれた時、洗髪後など。)
※育毛剤、ヘアリキッド、フォーム状の整髪料などの頭髪用品を多量に使用した時。 - 幼小児の手の届かない所に保管してください。誤って飲んだり食べたりすると危険です。
- 高温や直射日光をさけて保管してください。